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( ほんとの勉強 )


2、ほとんどの宿題は残業

 子供をなんとか机の前に座らせようと ご父母が相談に来られます。・・・「もっと宿題を出して」 「どんな教材が良いか?」 「予習か・復習か?」 「塾か・自習か?」 「どの講習会が信用できるのか?」・・・ 
 でも、大切なのは、それがどんな形であれ 「頭のスイッチをオンにした作業」 か 「オフにした作業」 か です。

 「頭のスイッチをオフにした作業」 は 実は勉強ではありません。それが宿題であれ・予習であれ・復習であれ・塾であれ 有害そのもの。やらないよりまし、どころか、やめさせなければ(!)なりません。多くの場合、せっかくスイッチ・オンにして解き方を覚えたのに、宿題(残業!)になると とたんにスイッチ・オフの作業になって 自己流の方法がこびりつき、「オンの作業(勉強)」からどんどん遠ざかって行きます。

 学校でといわず 塾でといわず、教員による、配慮のない宿題がどれほど はびこっているでしょう。「本文をノートに写して来なさい」「単語を10回ずつ書いてくると ポイントをあげます」・・子供は それが勉強だと思い込んでしまいます。どんどん 「ほんとの勉強」 が嫌いになって行きます。
 年間 多くの英語ワークやプリントを使い、(ポイントもたまり ! ) 字も上手になったのに、疑問文一つ作れないという子がたくさんいます。

 「客席」 で受ける授業の本質も このスイッチ・オフの気楽さ。子供を客席から 「舞台」 に引き上げて 頭をオンにさせるのが先決です。


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