多くの教育産業の広告とはうらはらに、そして多くのご父母にとって 昔の思い出をたぐれば すぐお気づきのとおり、勉強は もっともっと内面的なもの。扇のかなめ （要） は自宅の 自分の机です。

　肝心の本拠地固めを怠り、扇にあおられて外側に向かうほど （「となりの芝生」にあこがれて外側に向かうほど） 真ん中の かなめ から遠ざかって行きます。かなめがガタガタでは どこで何を教わっても無意味。かなめがしっかりしてくれば 何を選んでも （選ばなくても！） 大丈夫。勉強の実体は 実は自分の机にしか無いのです。的をはずして他人頼みにしたとたん、はじめから迷路行きになってしまいます。自分の机で一人になって、真剣な作品や 歴史の流れに心奪われたり、書いては破り･書いては破り の経験を積み重ねることなしに、核心になる理解力･表現力･暗記力などつくことはありません。　ところで この図で、「６人ゼミ」 はどこに位置するのでしょう？