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( ほんとの勉強 )


16、自分の教室
(勉強とは 4)

 A塾に入会すれば、そこは A先生の教室。 B講習会に入会すれば、そこは B株式会社の教室・・・・・。
 外に 何かを求めて「他人の教室」をさまよっているうちは 自分の活動にはなりません。

 いかに早く 足もとの 自宅の勉強部屋を、「自分の教室 」(!) に変えて行くことができるか。
 覚えたことをアレンジし直して 片っ端から自分で説明(授業)してゆくこと。 自分の部屋の、目の前にいる架空の生徒に 授業してゆくこと。 自分の説明のしかたに満足できなければ、そのつど 本箱に並んでいる参考書をひっぱり出して、話す中身や筋道を 一つ一つ覚えなおしてゆけばよいのです。 もっと上手に! もっとわかりやすく!

 説明しまくる(授業する)楽しさを一瞬でも経験すれば それが本当の勉強の始まり。 そこはもはや 書き込み教材の世界ではなく、かつてのような 参考書による本格的な勉強の世界。 進む方向も 勉強のスケールも格段に拡がります。 工夫すれば 問題用紙さえ 仕上げの説明に使って行けるのです。

 本当の勉強の中心は、お父さんお母さんが作ってくれた 自分の勉強部屋なのです。勉強ほど面白い遊びはありません。どんどん工夫して 自分の授業(!)の中身を磨き レパートリーを広げて行きましょう。そうして能動性が育ってきたら、今度は授業の「他流試合」。 中身の濃い、内容の深い、そして自由に声を出して検討し合える 本格的なゼミを探して下さい。


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