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( ほんとの勉強 )


20、扇のかなめ 3、
学年の数プラス1時間?

 それでも 中学2年生は、毎日 苦痛な勉強を3時間 続けなければならないのでしょうか。

 少々手荒な言い方ですが、(そのままでは)続けられるはずは無いのです。 ・・ なぜでしょう ?

 今の中学生のほとんどは、「誰かや何かに かまってもらう勉強」 に目をふさがれて、足元の 「自分の勉強 = 自分でアレンジする勉強」 を作ってきた積み重ねがないのです。小学生のまま 中学生活を送っているのです。

 「学年の数プラス1時間 勉強しなさい」の本当の意味は、
 気がつくとそれだけの時間がたっていたと言えるほどに没頭できる 楽しい勉強を、自分で一生懸命創り出しなさいということ。 1年生になり、2年生になり、3年生になったら、一年一年 段々段々、「 気がつくと2時間たっていた、3時間たっていた、4時間たっていた 」ことになるような 自分だけの・面白い・要領の良い 勉強あそび(!) を、日々 工夫して創り出して行きなさいという意味なのです。 苦痛なノルマの3時間 を続けるのとはまったく逆のことなのです。
 受動的なまま 気づかずにいて、とうとう「自分の勉強」が何であるかも分からず、たったの30分も 勉強を続けることができないままの受験生が大勢います。

 ところで、
 蝉林舎では「学年の数プラス1時間勉強しなさい」とは決して言いません。反対に いつもアドバイスするのは「時間で計画するのはやめなさい」。
 時間で勉強計画を立てると必ず失敗します。そのとたん 勉強が「仕事」になってしまうからです。勉強を「仕事」とは正反対の「遊び」に変えなければなりません。そのコツは 勉強の経験者しか伝えることができません。

 生徒ごっこ を続けていては いつまでたっても苦痛の時間。 先生ごっこ では「気がつくと3時間」などすぐにたってしまいます。


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