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ほんとの勉強 (蝉林舎)
教育市場の「お客さん」に
終わらないためのヒント集

学力低下 →
  → より教育費をかける
   → より多くのサービスを受ける
    → より受動性が身につく
     → 学力低下。
 上の学校に進むほど この「消費社会のスパイラル」が蓄積します。考える力は 逆に能動性が育てるもの。
 では、どうすれば能動性が芽生えるのでしょうか。後半ほどテーマを絞ります。折々にゆっくり読んで下さい。


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《 ↓ ぜんりんしゃ 広告チラシから 》


《 はじめに 》

 誰か や 何かに「構(かま)ってもらおう・勉強をアレンジしてもらおう」と思って塾に来るだけなら、もう一度 目的を考え直してからにした方が良いでしょう。

 ますます受動性が身について、肝心の「ほんとの勉強」のスタート時期を失ってしまうかもしれないからです。

 最初の関門は いかに早く 能動的な「自分の勉強づくり」をスタートさせるかということ。 初めは 自分の机で 勉強のことを考えるだけでも良いのです。 教科書や問題集の目次を開いて あれこれ方法を思いめぐらすだけでも良いのです。 充分時間をかけて まずホームグラウンドを固めること。

 スタートがゼロであるのは当たり前。
 ゼロからプラスへは、地力(=自力)をつける以上、初めはなかなか進まないのも 当たり前。
 逆に、ゼロであることを怖がるあまり あわてて動き出し、その実 マイナスの方向へ進んでしまっているのに気づかず「ゼロではなくなった」と安心している場合がほとんどなのです。・・・いつかまた スタートに戻らなければなりません。

 通塾することの価値は、受動性から舵を切って 「中身の濃い上質な刺激に出会い、知的な意欲が触発されること」 にあるはずです。

*****

 「勉強方法が分からない」 と悩む子、またそれを受けて 「勉強方法を教えます」 と売り込む人、様々ですが、悩んでいる子のほとんどは、実は 「勉強方法が分からない」 というより、「勉強とは何か」 が分からないのです。勉強とは何か が分かれば、勉強方法 は至って簡単。

 子供も、周りの(教育する側も含めた)大人も 「問題が解けるようになること」 が勉強の目的だ、と考えがちです。ほとんどの資格試験が 問題を解く形式なので、勉強といえば「過去問」や 様々な「プログラム学習問題」を解くことだど思われています。でも この常識にとらわれていると 様々な困難や出費ばかりが膨らんで行きます。
 問題を解くことは 勉強の ごく一部に過ぎません。勉強の経験がないのに(!?) 中身の濃い問題が解けるはずはないのです。
 思考力とは 単なる 課題処理力(=ロボット力)ではないのです。

*****

 「勉強の方法」と「運動の方法」をごちゃまぜにしないこと。コーチは必要か、反復練習は大切か、などなど・・・。 似ているようでも、本質は逆。
 「勉強」は 記憶回路を駆使して判断を重ね、短絡(ショート)させずに 頭の中で冷静にイメージを作り上げる経験。
 「運動」は、頭の神経回路を外に向けて短絡(ショート)させ 筋肉運動に直結させる、いわば「反射神経」を育てる訓練。さらにゲーム性を帯びた「スポーツ」まで含めて ごちゃまぜの方針を立ててしまうと・・・・・。


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《 1〜9、初版より 》

1、大工さんと内装屋さん

2、ほとんどの宿題は残業

3、テレビの本当の怖さ

4、勉強に引きつけるということ(1)

5、国語の授業と読書

6、教育の流れ

7、ハイレベルゼミ

8、扇のかなめ(1)

9、ゆとり教育(1)

《 10〜12、勉強への入口 》

10、「3+5=8」

11、分かりやすさの 落とし穴

12、オリオンと双子

《 13〜18、勉強とは 》

13、どんぐりの背くらべ

14、幼い子

15、店員さん

16、自分の教室

17、ゼミの本質と「先生ごっこ」

18、一本道は迷い道

《 19〜21、学年の数プラス1時間? 》

19、扇のかなめ(2)勉強時間

20、扇のかなめ(3)勉強時間

21、扇のかなめ(4)

(以下は、順次 追加します)

楽屋と舞台と客席と
遊んでいるのはどっち?
いわゆる「部活動信仰」について
勉強に引きつけるということ(2)
「ゆとり教育」の本当の意味
         など・・・

 開設以来 長年の方針を主張した部分は 断定的な表現が多くなっています。 もとより、逆の主張もあることは充分承知しています。 判断は読む人におまかせします。

「蝉林舎カレントコラム」へ
こちらにも参考になる記事を載せています。

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